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朽ち果てかけた家屋で寄り添うようにして暮らすふたり

 女衒の末裔の久美 (女衒の家系に生まれ 高原ホテル 参照) が好天気に誘われある店の女性ふたりと連れ立ってドライブに出かけました。 運転できるのは若い女性店員だけ、なので比較的有名な近場の観光地に出かけたそうなんですが、運転していた彼女曰く「ナビを頼りに運転したから迷わなかったよ」とのこと。

 付き合ってる彼がいてお出かけの際は彼の運転というそのアラサー女子に
「いつも彼とドライブするでしょう、何処へ行くの?」
こう問いかけたところ
「それがね、つい先だってミニパトに止められ・・・」と、ここで話しが妙な方向に逸れて

 車から降ろされ持ち物検査されたらしいんです。
「どうしてそうなったの、何も出てこなかったんだから文句言ってやればいいのに」
「でも彼の車シャコタンだから・・・」

 もうひとりの女性店員も久美もその男と付き合うのは止めにしたらと何度も警告を与えていたんです。

 つまり時折誘われてドライブに出かける先はどう見てもラブホのように思えたそうですが、幾度か聞いてみたけど応えてくれなかったそうです。 遊ばれてるんだろうことはわかってても相手はふたつ年下のイケメン、別れるなどという考えは頭を意義らないんだとか。

 考えることと言ったらアレしかない年齢の男女にとって下薬研 (しもやげん) の朽ち果てかけた家屋で母子ふたり寄り添って暮らしてることなんか頭の片隅にすらないんです。
 話しを元に戻すと、件の彼女が彼と隣町の大型店舗の近くをドライブ中、横合いから出て来たミニパトにいきなり停車を命じられバス停に止めさせられ持ち物検査をされたそうなんです。

 パトには男性巡査ひとりと女性巡査ふたりが乗っていて、女性店員はパトの中で女性巡査が対応し手荷物はおろか躰の隅々まで何かを隠し持っていないか持ち物検査をされたそうで、もちろんバッグの中身もひっくり返して全て出し調べられ、おまけについ先ほど買ってもらった新品のバッグまでも入念に調べられたとのこと。

 彼の方は外で同じような調べが進んでいたそうなんですが、車内はもちろんのことトランクルームまでも入念に調べられたそうで、取り調べはその辺りを走行中の車が一斉にではなく明らかに彼らの車をマークし行われたようなんです。

 彼曰く、大阪方面に出かけると必ずと言っていいほど止められて薬物検査をさせられるとか。

 何故文句を言わなかったのとしつこく追及する久美に、捜査を終え別れ際に警官から
「まあな、今回は許してやるが、これは明らかに違法なシャコタン」
「悪いこと言わないから、あの男とつるむのはやめなさい」
と、男性巡査、女性巡査がそれぞれが調べた相手に向かってこう言われたそうなんです。

 車はシャコタン、風采はイケメンながら金髪のロン毛で言動は何処から見てもチンピラで、見るからに美容師か夜の仕事って感じの男らしいんです。

 まだあります。

 取り調べ中女性警察官から彼女は未成年ではないかとしつこく疑われ、身分証を提示しやっと29歳と認めてもらえたということからも、この男は過去に薬物と未成年の双方への淫交で逮捕歴があるようなんです。

 そして決定的なのは彼女はここに書いた通り結構イケてるんですが女友達はひとりもおらず、付き合ってる相手はこう言った手合いの男だけのようなんです。

 どういった環境で育って来たのか知りませんが仕事も精神が持たないと中途半端にしか出勤してなく、月収にすればわずか8万程度、にも関わらず彼女の車はピカピカのMINIクーパーS。 稼いだお金は彼へほぼほぼ貢ぐ。

 彼女の勤める店にはつい最近まで彼女より少し年下の男の子がいて、どうやらその子は彼女にぞっこんで久美や他の店員同様そのチンピラと付き合うのを止めさせようとしたそうなんです。 ですが、彼女は言えば言うほど頑なに止めようとせずとうとう年下の店員くん (本当の理由は明らかではない) 梁に紐をかけぶら下がり虹の橋を・・・。

 彼女はつましい給料の中で彼とのデート代全てとお小遣いまでをもこんな状況下であっても未だに工面してるとか。 おそらく男はほかの女の子と約束できなかった時のみ彼女を連れ出しラブホに直行してるんじゃないかと思われるんです。

 母子家庭で見る限り知佳に似てるのでヤンって時期もあったんじゃないかと思える。 だから同類以外漢 (おとこ) とみなせないんじゃなかろうか。

 この話しはここまでにして本題に入ります。

 ここまで書けばお分かりのように結構イケてる女の子でも直球勝負してくれないことには身が持たない、つまりハメてもらいたいときに声を掛けてくれなきゃ何処へなりとすっ飛んで行って穴を埋めてもらおうとするのが今どきの女ってことになるのです。

 もちろん時に例外はありますが。

 つまり堤先生は恋人である下薬研 (しもやげん) の加藤真紀さん、公子ちゃん母子が首を長くして待ってくれてるのにも関わらず金玉に溜まった濁流をオ〇ンコに思い立ったら直ぐに注げないものだから、しかもすぐ近くにやたらオ〇ンコを魅せ付け交尾に誘ってくれる女が複数いるものだから恋人をほっといて手軽に済ませてしまっていたというわけなんです。

 下薬研 (しもやげん) としたら恋もそうなんですが病気がちの躰では現実問題生活が成り立たないんです。 加えてどうしても頼りになる男にそばに居て欲しかったのです。

 女性は自慰でもハメでも良いから頻繁に使わないと退化し、ある年齢に達すると指すらも膣入り口が硬くなり入らなくなると書きました。

 これと同様に男性もチ〇ポを頻繁に使わないと機能が退化します。

 射精だけなら自慰で十分なんですが肉胴や亀頭冠を使ってオ〇ンコを、或いはアナルを探るとなると実際頻繁に行わないことには退化していってしまいます。 しかも男女とも回数をこなせばこなすほど性機能か活発化し健康的な躰になるのです。

 阿部先生や薬種問屋の女将はこう言った理由で手短にいた堤先生のチ〇ポを利用してきました。 だから精神も肉体もこれ以上ないほど安定してたんです。

 生活も目的というより生きてる目的、そのすべてがより良きチ〇ポを得ることだったんです。

 おまけに阿部先生は四十路なのに未だに結婚を諦めていないからその分余計に堤先生のチ〇ポを我が物にと使いまくったんでしょう。

 阿部先生と薬種問屋の女将については自己免疫反応からこれ以上退化したくなく焦りもあって四六時中男を求めるようになる。 それが精液が溜まって仕方ない堤先生の欲望と合致し連日連夜交尾を繰り返していたというわけなんですが・・・

 いつか自分の元に来てくれうんじゃないだろうかと思い詰めて待つというのは並み大抵の我慢・辛抱じゃ足りないと思うんです。 公子ちゃんが一緒に居てくれたからこそ辛抱できたんだと思えるんです。

 その堤先生の行動を四六時中お局様が見張ってたとなると、残すは下薬研 (しもやげん) の加藤家に出向き真紀さんのオ〇ンコを借りるしかないということになりますが・・・

 遠距離恋愛から結婚に至ったカップルというのは大変珍しがられますが男性はともかく女性は周囲からやいのやいのと声を掛けられますから本当に欲しくてたまらなくなった時つい、目の前のチ〇ポを咥えます。 そして次第にそれに溺れます。 だからまず成就しないんです。

 ほんのひと月でも逢わないとなるとエッチの感覚も忘れてしまうし、妙齢の女性なら誘われたらほんの少しだけならと初物のチ〇ポであるからこそ余計に興奮を呼び覚まし咥え込んでしまうのが普通なんです。

 果たして堤先生が加藤家に到着してみると当の真紀さん、公子ちゃんが話してくれてたのと全く違ってつっけんどんにあしらわれたんです。

 生活苦に加え見守ってくれるはずの須恵乃さんが美澪さんと杉山家で複数の男相手に輪姦・乱交を繰り広げてるとなると見守るどころかいつあぶれた男どもが襲ってきて自分や我が子の身が危険にさらされるとも限らないんです。

 しかも女の直感と言うのは意外に鋭くて、須恵乃さんが堤先生と一時特別な関係にあったんじゃないかと気が付いてしまってたんです。

 そんな状態・感情になってるにも関わらず如何にも自分の女的物言いで現れたりすれば当然女はキレます。

 自分が張り上げた声に自分で激高し怒鳴り散らします。 方や堤先生は濁流の放出場所を求めて来てただけなんです。 面倒見切れないと帰って行くに決まってます。

 公子ちゃんはオロオロするんですが真紀さん、キッパリと二度と敷居を跨ぐなと怒鳴り上げ追い返したんです。

 負け犬のチ〇ポほど惨めなものはありません。 途中須恵乃さんがもしかしてと顔を出してみたんですが、それと知った屈強な男どもによって叩き出されたんです。

 すごすごと元来た道を後戻りし、翌日にはもう学校に転勤願を提出してしまったんです。

 学校側もこれ幸いと受理しました。 なぜなら阿部先生は地元だからどんなに間違いを繰り返されても置いとかなきゃしょうがないにしても、そこに堤先生が加わるとまた交尾騒動が起こるやもしれないからです。

 堤先生には遥か山の彼方、開拓村の分校で臨時教師の募集が出てましたので本人の了解なく懲罰としてそこに決めてしまったんです。

 海抜500メートルを超える山中に、急こう配過ぎて4駆しか登らない高地に10戸にも満たない開拓村がありそこに学校に通えない児童のための分校があって、校長は本校の校長が兼任し年に数回出向き、教師は堤先生が泊まり込みでひとりで受け持つという極限の複式学級方式の小学校があるのです。

 ここなら堤先生が宿直中何度集落内の人妻さんに襲われ交尾を繰り返したとしても、もう彼女らは何年も外部との連絡が一切取れないものですから自由にさせてるんです。

 牛馬同然の労働力として、時には男らのチ〇ポの面倒を看させる役目として置いていただけの女たちだったのです。

 また下薬研 (しもやげん) の時と同じようなことが起こり始めましたがひとりでも多くの人と交流を持ちたい集落の男どもは、しかもそれが大学を卒後したインテリとあって表ざたにしなかったのです。

 堤先生の環境も変わりましたが加藤家の環境もようやく変わろうとしていました。

 夏休みがもうそろそろ終わろうというときになって役場の職員が下薬研 (しもやげん) を訪れました。 お局様が真紀さんに代わって提出してくれた加藤家の真紀さんの生活保護申請を受理すべく調査に訪れたのです。

 調査の必要などまるでありませんでした。 そこは既に日本が忘れ去った旧態依然とした生活が今も営まれていたからでした。 調査員はまともに座敷にも上がる気になれないほど生活は荒れていたのです。

 職員はすぐさま手続きに入り、真紀さん・公子ちゃん母子を自治体は違えど入谷に民が良く行く里の町営宿舎に入居させたのです。 そうしておいて生活保護を受理しました。 二度と堤先生や須恵乃さんが訪問して来られないように極秘裏に処理したのです。

 こうして加藤家は下薬研 (しもやげん) の住民台帳からも、また、比葡の里の台帳からも永遠に消されたのです。
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テーマ : 官能小説
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tag : 直球勝負手軽に済ませ生活保護母子家庭

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 Shyrock様からの投稿を読んでつくづく思います。

官能小説は様々あれどほぼほぼ現実にそう文体であり感心させられます。
 流れが良いんですよ。 目をつむっていても情景が浮かんでくるような気がするんです。

 知佳のブログの中で「美貌録」だけアクセスが伸びず対策にブロ友をと探し回りましたが現実の世界とはまるでそぐわない文章の羅列、あれを見る限りこのような文を愛読する人たちって余程世の中に対し不平不満を抱いてると思えて仕方がありません。

 しかもその手の小説の方が圧倒的に人気を博している当たり書く方としても考えさせられます。 一般小説を読む人と官能小説とでは計り知れないほど隔たりがあるんですね。

 探す方面と探す手法を考え直します。
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