【知佳の美貌録】高原ホテル別版　艶本「知佳」子作り話しが思わぬ方向に進展… ～夫婦交換の提案に応じる綾子さんと猛さん～

子作り話しが思わぬ方向に進展… ～夫婦交換の提案に応じる綾子さんと猛さん～

　下山途中魅せ付けられた乱交で夫婦性活そのものが狂ってしまった御三方から内密にとそれぞれ夫婦交換について提案された猛さんを始め綾子さんに優子さん。

　「困ったなあ～　綾子は元夫婦だったとはいえ今は実質離婚してるし、優子さんは息子の嫁だしなあ～」
思案顔でこう切り出した猛さんに
「別に困ることないんじゃない？　違う漢の人が使ったの観たらまたいきり勃たせるんでしょ？」
茶化す優子さん。

　「ウチは別に構わないわよ。　あの女どもに魅せるぐらいならご主人に魅せてあげた方がまだマシよ」
厳然と言いはる綾子さん。
決心し切れないのは留守してたとは言え息子に妻を寝取られてしまった猛さんのみ。

　谷あいでハメて改めて元妻の綾子さんの躰を手放したことを悔やんだし、それ以上にはちきれんばかりに若い優子さんを味わい尽くす前に他の漢らに貸すと言うのもどうにも納得しにくかったのです。

　「お前たちはやたらと本数を重ねたがってるだけじゃないのか？」
それこそが裏切り行為だと主張する猛さんに
「お義父さん、遅れてるう～　今どき処女性追求してどうなるの。　こうなった以上人生楽しまなくちゃ」

　知らなかったとはいえ家をほんの少しの間空けただけなのにお義母さんに旦那を寝取られ憤慨する優子さん。

　山岳会メンバーの女どもが申し出てくれた夫婦交換は優子さんにとって裏切ってくれた言ってみれば仇討ちみたいなものでした。

　若い彼女に義理の父の言う不義密通などという言葉はもはや通用しなかったのです。　彼女の中にあるのは世の中の漢どもを何人夢中にさせることが出来るか、これから人生を切り開いていこうとする彼女にとってあるとすればそれだけでした。

　ウリをやらざるを得なくなって現実に目覚めさせられたというべきでしょうが、ちやほやされ育った彼女にはそれすら分かる筈もなかったのです。

　あるのはただ谷あいで普段見慣れていたはずの義父が獣のようになって牝ののしかかっていった。　鍛え抜かれた筋肉が語る真実の愛。　何故かしらこれにだけは惹かれてしまったのです。

　獣が飽食の末ぶくぶく太った牝どもに向かって怒りの鞭を振るう。　それが見たくて、そういった折の義父に犯されたくて夫婦交換というものに賛成の一票を投じたのです。

　輪姦乱交とは果たしてどういったものなのか、はやる気持ちを押さえ猛さんは待ちました。　ところが約束の日、予約を入れておいた旅館に現れたのは真由美さんのご夫婦、足羽家一組だけだったのです。

　「…本日は誠にご足労様です。　ハハハ、どうやら他の方々はもう少し遅れたお越しのようで…」
緊張しきって猛さん、こう向上を述べると
「えっ　ウチらの他に誰か御呼び何ですか？」
素っ頓狂な声を上げたのは申し込んでこられた真由美さんではなく何故か足羽健一さんなのです。

　「ええ　ええ。　確か他に御二方…　いやいや、当方の早とちりかもしれませんが…」
猛さん、谷あいで登山を終え下山中の女性群に囲まれ女ふたりを相手に奮闘していた時は血走った目で結合部に魅入る件の女どももまとめて貫いてやろうかとさえ意気込んでいました。

　なので行為を解いて帰宅して数日後、何処でどうやって調べたのか件の女どもから次々に同じようにいじめてほしい旨お願いの電話が入ってからというもの興奮で眠れぬ夜を過ごしてきたんです。

　「…まさかあいつらも…　あっ　いえね、他に御約束があるにしてもウチらはウチらで…　ねっ　そうですわね。　あなた」
脇に小さくなって控える健一さんに同意を求める真由美さん。
「そうですか…　ハハハ、確かに確かに。　それにああいったものは秘かに執り行うのが正道。　承知しました」

　猛さん、飽食ゆえ器を飛び出し暴れまわる女の性をまとめて撫で切ってやろうかと棹を扱きこの日に備えていたものが一気に萎えるのがわかりましたが、それは猛さんの個人的な考えであって事、優子さんに罪は無いのです。

　控えの間には元妻の綾子さんと息子の妻の優子さんを待たせてあります。

　「ええっと…　それではナニですなぁ　わっはっは。　…お待たせするのもナニですから…」
ご主人の健一さんに控えの間の場所を伝え部屋から真由美さんの意図を汲んで追い払ったのです。

　足羽健一さん、こういったことは初めてらしく妻の真由美さんをちらりと振り返り部屋を後にされました。
「お手を煩わせ申し訳ありません」
真由美さん、殊勝な言葉を投げかけそ～っと猛さんににじり寄りました。
「いやいや、こちらこそ不慣れなもので…」

　長い下積み生活で身に着けた挨拶を交わし近寄ってきた真由美さんを引き寄せる猛さん、が、部屋を出ていたはずの健一さんは聞き耳を立てつつ襖の向こうに佇んでいたんです。

　真由美さん、亭主の気配を感じつつもその身を猛さんに委ねました。

　当の猛さん、真由美さんの柔肌に触れた途端あの日の光景が脳裏に蘇り下腹部が熱くなるのが分かりました。

　真由美さんにしても亭主の健一さんでは感じ得なかった漢独特の体臭に酔いしれ身を揉み始めたのです。

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