官能小説『未亡人衣蕪 如意棒』 第3話「如意棒の威力」 (最終話) Shyrock作

Shyrock様 作

またたく間にイヴの身体に火がともり、無意識のうちに指で畳を引っ掻くほどの昂ぶりを見せている。
舌は円運動だけにとどまらず、高速で左右に回転させたり、舌先でこそぐような仕草を見せたりと、多彩な技が加えられた。
イヴは腰をくねらせ、いつしか喘ぎ声を漏らしていた。
「いや、いやいやいや……そんなこと…あっ、あっ、ああっ……」
「どや?旦那はんの仏壇の前で、坊主にこんなことされるちゅうのんは。恥かしいか? ぐわっはっはっは!」
「いやぁ、主人のことは、主人のことは言わないでぇ……」
舎利寺は一旦真珠から唇を離し、今度は太い指を貝の合わせ目に挿しこんだ。
すでに蜜はおびただしく溢れ、合わせ目の周辺は濡れテラテラと光り輝いている。
「かわいらしいなあ、もうこんなに濡らしてしもぉて」
自身の手のひらの上で自由に踊る衣蕪の姿に、舎利寺は目を綻ばせながら巧みに指を駆使する。
前後にピストン運動させたり、グルグルと回転させたり、あるいは小刻みな振動を加えたりと、多彩な攻撃を繰り出した。
「ひゃ~!だ、だめです、あぁ、だめです、そんなことしちゃだめですぅ……」
「はふぅ~!いやぁ~~~!」
「どや?気持ちええやろ? ほんならぼちぼち、如意棒を挿し込んだろか?」
「にょいぼう?」
「そや、拙僧の如意棒や。仏に仕える身やから、たんと御利益があるでえ。がっはっはっはっは~」
舎利寺は意味不明な言葉をささやくと、腰の両側を持ってグッと手前に引き寄せた。
「な、何をっ…!?」
腰が浮きあがり両足が舎利寺の胴体を挟むように左右に分岐した。
衣蕪の合わせ目が怒張している如意棒に接近した。
合わせ目がパックリと開き如意棒がググッと潜り込んだ。
(ズニュッ!)
「いや~~~ん!」
「おおおっ! これはええ具合や! すごいシマリええがな~! 早乙女はん、長いことチンチンとご無沙汰やったさかいに、ここ、狭うなってしもたんとちゃいまっか? がっはっはっは~! よっしゃ! ほな、突きまくったるさかいな~! がっはっはっはっは~! ほれほれほれ!」
衣蕪の締まり具合を褒めちぎった舎利寺は、なおも衣蕪の腰を引き寄せ、太い如意棒でかき回した。
「ひやぁ~~~! そ、そんなぁ~! 裂けちゃいます~! あああぁぁ~! ダメですぅ~~~!!」
「心配せんでもええんや。女はなぁ、少々ごっついもん入れられても耐えるようにでけとるんや。それそれ、ええ声出しや~」
(ヌッチョン、ヌッチョン、ヌッチョン!)
「ああっ、いや、いやっ! だめ! もうだめ、もうだめぇ~!」
「あかんあかん、まだイッたらあかんで~。ちょっと体位を変えてみるわ」
舎利寺はめくるめく快楽の渦へと呑み込まれていく衣蕪をそっと抱き起こした。
すぐさま膝に乗せ悦楽街道に足を踏み入れる。
衣蕪を正面座位で抱え上げると、舎利寺のイチブツは一段と硬さを増し衣蕪の蜜壷を激しく攻め立てた。
衣蕪は久しぶりに満たされる歓びに酔いしれた。
「それでええ、それでええ。女は男と交わるとき、思い切り淫乱になったらええんや。早乙女はんみたいにふだん気位の高いおなごはんほど、落とせたら喜びが大きいんや。ぐわっはっはっは~!早乙女はんの乱れる姿、ほんまにたまりまへんな~~~!わっはっはっは~~~!」
舎利寺は好き勝手なことをつぶやきながらも、腰の動きは実に軽快であった。
「あっ、あっ、あっ、もう、もう、もう~……舎利寺さまぁ、もうダメ、もうイキそぉ~……あああぁ~!」
「おおっ!イッたらええ!イッたらええんやで~!拙僧ももう持たへんわ~!うはっ!中へ、中へ出すで~~~!」
「あっ、もうダメぇ!ひいいいいい~~~!イクぅ~~~~~!ああああああぁ~~~~~!!」
◇
それから一時間ほどが経ち……
「ご住職様、本日はおつとめありがとうございました。これはお布施とお車代でございます」
「そんなもん要りまへんわ。今日はたいそう高価な“お供えもの”をいただいたよってに。がっはっはっは~!ほな、来月もまたおつとめに参りますよってに……」
舎利寺は帰り際ニヤリと淫靡な笑みを浮かべた。
「毎月命日にご足労いただけるんですね。お待ちしております……」
「ふむ、かなり元気になりはったみたいやな。早くも如意棒の効果があったようで嬉しいわ。ははははは~。如意棒は有難い仏さんの金棒やから、これからも月1回はご利益を受けはるようにな。そしたら早よう元気になるさかいに。亡くなった人はいくら呼んでも帰ってきまへん。それより、早乙女はんはまだ若いんやさかい将来のことを考えなあきまへんで~」
「ありがとうございます。お蔭様でかなり元気になりました。確かにおっしゃるとおり亡くなった主人はもう帰って来ません。それよりもこれからの長い人生、明日を見つめて生きて行きたいと思います。それと…如意棒……これからのご利益、楽しみにしております……」
衣蕪はそうつぶやくとポッと頬を赤らめた。
三つ指をつき深々と挨拶をする衣蕪に、舎利寺はにっこりと微笑み玄関を出て行った。
その後、僧侶にはいささか不似合いとも思われる真っ赤なスカイラインが早乙女家の駐車場から発車した。
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Re: 新掲示板利用のご報告
これまでやってきたSNS(旧Twitter) への通知をどういった方法で行ったら良いのか思案中。
投稿内容を拝見しましたが、画像も文章も言うことなしでした。