浴室で始まった母と息子の確かめ合い
だから母子間での治夫の一発目は母の欲情に満ちたフェラに抗えず全身を震わせながら口腔内への発射となってしまった。 路上に蹲ってしまうほど漢に飢えていたなお美は先走りは勿論濃厚な精子までをもすべて飲み干し、それでも足りなく息子を浴室へと誘い込んでしまっていた。
「いいこと、このことはお父さんには内緒よ」
こう言い含めると今抜き終わったばかりなのにもう股間を膨らませ始めた息子のソレをなお美は素股で受け止め興奮でめくれ上がったソレで峰を擦り上げた。
おずおずと背中に手を回す治夫を頭ひとつ分小さいなお美が抱きしめつつ更に先へコトを進めるべく腰を振り、しかしそれでは後々悪いとでも思ったのか言葉であやした。
シャワーを使い指を中に潜ませ幾度も掻き出した筈なのに治夫のマ〇の峰に溢れ出たシルが滴りヌルミを帯び始めていて絡めた腰を振りひと擦りするたびに治夫のマ〇は徐々に頭をもたげ入り込む隙を探しありとあらゆるところへノックを繰り返しなお美を惑乱させた。
「お父さん知ったらまたお母さん殴る?」
何かあると直ぐ暴力に訴える父親を幾度も見て来たからこう問うたが
「殴るもんですか。 殴ったが最後お父さん独り身になるんだからね」
そんなこと今は同でのいいじゃないとでも言いたげになお美は妖しげに腰を振り続けた。
考えてみれば母親がこうなったのも父親があまりにも身勝手だったからじゃないかと思えるのだ。
治夫がまだ幼かった頃、父親はよく会社の付き合いだと言ってはお金を出させ飲み歩いていた。
給料日が近くなると自然、食卓が貧相になる。
買おうにも父親が持ち出すお金が家計を切迫し買えないからだ。
その不足前を母は実家に頼み込んで前借し賄っていた。
前借とは建前上そう言っただけで恐らく返してはいない筈。
実家で貸してもらえなくなった母が何処からかお金を工面してくるようになった。
その仮先が問題だったのか母が夜呼び出しを受け居なくなる時が増えていった。
それからしばらくしてぷっつり途絶えていた父と母の深夜の睦逢いが始まった。
暫らく言い争った後、徐々に妖しげな雰囲気に変わり以前は布団の中でもぞもぞやっていたものが魅せ付けるが如くヤリ出したのだ。
「独り身になるって… お母さん、あの漢の人と一緒になるの?」
不安げな顔で聞く治夫に
「…誰の事言ってるの? いやあねえ~ そんなわけないじゃない」
当たってるような当たらないような物言いをする母。
「だって… 夜お父さんがしつこく問い詰めてるの、その漢の人のことでしょ?」
気持ち良くなりかけたモノが萎え始め、しかし出したくて仕方なかったソレを途中で止められてはと自分のせいじゃないとでも言いたげな治夫に
「…ったく、あんたってヒトは… 覗き見するだけじゃなくあの人と言い争うのまで聞き耳立ててたの?」
図星だったと見え急に腰の動きを止め股間に挟まった治夫の逸物を名残惜しそうに解放するなお美
浴槽にお湯を張って無いものだからふたりが躰を離すと急激に冷え込みがふたりを襲った。
なお美は自分は終わったからと脱衣所に消えたが治夫はそうはいかない。
棹にまぶしつけられたものが太股を伝いタイルの上に流れ出している。
「チェッ 勝手だなあ」
独り言をつぶやくとシャワーがお湯になるのを待って棹を洗い始めた。
だが、擦るに従いつい先ほど話題に上った夫婦の会話とそれに続く交尾が想い出されついつい石鹸を泡立てていた。
女にあれほど表裏があるとは思わなかったからだ。
この時の話しからするとどうやら父と母は何時の間にか立場が逆転していたようなのだ。
母は同窓の女と同じように独身時代、頻繁に漢をとっかえひっかえしていたように思えたが、結婚を機にぷっつりと漢から足を洗って賢婦人になっていた。
反面、女を知る機会に恵まれなかった父は結婚を機にオンナを目にする機会が増え遅れを取り戻すかの如く遊びに走った。 それをどうやら母は妬いていたようだ… というより自分勝手と恨んでいたようだ。
立場が変わったのは父がそろそろ女遊びに飽きてなのか職場での位も上がり付き合いの費用がかさむようになり、それを工面すべく母が知り合いに頼むようになって口論内容が代わって来たのだ。
これは想像だが…
母は躰を抵当にお金を工面し、しかし母の躰を味わわせてもらえたとは言うもののソコに至るまでにつぎ込んだであろう資本は並大抵ではなく目的をある程度果たした今となっては貸したお金が惜しくなりそれを返さないものだから漢は遠回しに父に請求をかける。 つまり会社の役職たる父に受付嬢を通じ知り合いと名乗る漢からの伝言が舞い込むようになった… のではなかろうかとだ。
(ったく、それならそれで良いじゃないか。 お互い楽しめたんだから)
どうしたらその母を閨に誘い込むことが出来るか、治夫はシャワーを浴びつつヌキかけた手を止め早々に部屋に引き返した。
(あのままではきっと母の中に眠るであろう欲望という名の火が消えるはずない)
その想いは先ほどの腰振りからして確信に近かった。
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