入浴中、なお美の恥ずべきところをこれでもかと責める漢
ほんの少しでも躊躇いを見せると漢が手を上げた。
なお美は慌てて太股を離した。
「もっとだ、もっと。 よし、動くなよ」
漢は改めてシャワー・ノズルを持ち、まずなお美の肩から湯をかけた。 そして腹部から漆黒の翳りへと移っていき右手を翳りの奥底にある秘肉へとめり込ませ、女の器官をまさぐるようにして洗い始めた。
「あう……」
なお美の総身が硬直した。
湯の出ているノズルをフックにかけながら漢の指は花弁のあたりで妖しく動き続けた。
「洗っても洗っても、ここはすぐヌルヌルになるな」
笑みを浮かべ漢はなお美の淡い肉の豆の周辺を弄り回した。
「んふ……くっ……いや」
なお美は小鼻を膨らませ喘いだ。
「動くなよ。 勝手に動いたら尻が赤くなるまでひっぱたく。 サルのケツのようになりたくば動いてもいいんだぞ」
じっと立ってるのが恥ずかしく、逃げようという思いがちらりと脳裏をかすめたとき、まるでなお美の心を先読みしたかのように漢が口を開いた。
なお美は動けなくなった。 浮かそうとした足裏をピタリと洗い場の床につけた。
「かわいい顔をしていながら幾らでも漢が欲しくなるんだろう? 口では嫌と言いながら、こんなにいっぱいヌルヌルを出しているんだからな」
動かないよう意識を集中させようとしても漢の卑猥な指の動きに腰がくねった。
なぜこれほど漢の指は巧みに動くのだろう。 指先に繊細な感覚がありなお美の悦楽の壺を確実に探り当て動いているようだ。
淫靡な動きに下腹部が疼いてくる。 脈が速まり花弁に太いものが欲しくなる。
「洗っても無駄だったかもしれないな。 こんなにヌルヌルを出されてはこのまま終わるわけにはいかないからな」
漢の指が花壺に沈んでいった。
「んん……」
なお美は鼻から熱い息をこぼした。
「朝っぱらから中も火傷しそうなほど滾ってるぞ。 受け入れ態勢が整ってるどころか、早く入れろと催促されているようだ。 自分で入れてみろ」
指を抜いた漢は代わってなお美の手首を掴み固くなってる股間に導いた。
なお美の胸が波打った。
「自分で入れるんだ。 一刻も早くこいつを食べたくてしようがないんだろう? それともやめるのか? やめたっていいんだぜ」
なお美の気持ちがわかっているくせに漢はまた意地悪く同じ言葉を繰り返した。
ためらってばかりいてもこの漢のいうことは当てにならなく場合によりあっさり引かれそうでなお美は握った剛棒を秘口に押し当て漢に腰を密着させていった。
「あああ… あは……んん……」
太いものが肉襞を押し広げてゆく心地よさ、なお美は鼻からくぐもった声を漏らした。
この快感を知らないでいたら、何時ぞや自宅の階段の上で息子に魅せ付けるべく自分の指で豆を弄ぶだけである程度満足できたかもしれない。 けれど、他人の肉茎が濡れそぼった膣内に沈むときの甘美さを覚えてしまった今、こう言った手合いの漢なしでは過ごせない。 セックス… いや、姦通と名の付く交尾とは麻薬のようだ。
「太い奴は美味いか」
漢が腰を揺すりながら突き上げた。
「あう!」
内臓まで突き抜けそうな感覚に、なお美は口を大きく開け顎を突き出した。
「儂もこの齢で夜もして、起き掛けにもしていたらじきにぽっくり逝きそうだ。 お前の上で腹上死したらどうする?」
漢は楽しそうに訊いた。 なお美はすでに意識が飛び始めていて応えようもない。
「立ったまましていても腹上死と言うんだろうか。 どう思う?」
「あっ あっ …抜かないで… お願いだから……」
なお美は甘美の頂点を極めつつあるこんな時に漢は冗談を言った。
「若い奴なら日に何度でもできるんだろうが、儂ぐらいになるとそうはいかん。 お前も躰が熟し始めただけあってただ単純に激しく何度も出し入れされるより、こってりいやらしくされるほうがいいんだろう?」
なお美はこの言葉を聞かされるまで治夫との行為に夢中で漢の存在に気づかなかった。 夫の留守や寝込んだ時を狙って何度も息子に躰を見せつけ触り、息子は爆睡中で気づかなかっただろうが欲情が迸り就寝中朝勃ち様になった剛棒に跨り肉茎が襞を押し開く感覚に酔いしれ危険と知りつつ腰を振ったこともある。 若いだけに回復力は確かに魅惑的だがこってりだのいやらしいと言うのとは少し違う。
その息子とのことを指摘されている、それが事実であっても面と向かって言われると答えようがない。 秘密を知られてしまったと知って羞恥に保保が染まる、そいうったものを目にした時の漢の視線が眩しい。
なお美は視線を落としたまま動きを止めた。 漢も肉茎を深く差し込んだまま動かなかった。
肉の襞が焦れている。 早く刺激が欲しいと疼き蠢き始めていている。 けれどなお美は腰を動かすのが恥ずかしくなり漢が動いてくれるのを待った。
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