長編官能小説『クロス・ラヴ』 第28話 Shyrock作
作戦決行
俊介「ふぁあ~、飲み過ぎた~。うぃっ!」
ありさ「にゃんにゃん~、さあて、ぼちぼちお年玉コーナーに移ろうかなあ?」
浩一「え?お年玉って?」
俊介「何?ありさがオレ達にお年玉をくれるの?」
球「にゃっ、そうだよ~。ありさとわたしがふたりに素敵なお年玉を用意したの~。お楽しみに~♪」
浩一「な、なんだ!?もしかして、2人してテーブルの上で裸踊りをしてくれるとか!?」
俊介「おお!それいい、それいい!2人のストリップ見たいよ~!」
酒の勢いも手伝って俊介たちのテンションはかなり上がってる。
球は顔の前で人差し指を立て左右に振った。
球「ノンノン~♪それが違うんだな~。ありさ、じゃあ、始めようか?」
ありさ「にゃんにゃん~、あぁん、ドキドキするなあ~」
浩一「何だろうな~。そんなドキドキすることって?」
俊介「う~ん、早く知りたいな~」
球「にゅう、まだナイショだもんね~♪」
浩一「そんなに勿体ぶらないで何をするのか教えてよ」
ありさ「まだダメだよ~ん」
球「ありさ、じゃあ準備しようか?」
ありさ「にゃん!」
球「え~、それでは今から電気を消して真っ暗にしますが、殿方はしばらくお待ちのほどを~♪」
浩一「一体、何をおっぱじめるつもりかな?ういっ・・・」
俊介「さあ?オレにもさっぱり分からないや。まあ、楽しみに待とうよ」
浩一「ういっ・・・そうしよう」
まもなく明かりが消え部屋が真っ暗になってしまった。
昼間あれだけ天気だったのに夜になって曇り始め、月明かりも全くない。
ダイニングの隣にリビングルームがあって部屋の両端には2つのソファがある。
女性陣からの希望もあって、ほろ酔い加減の男性ふたりは左側には俊介が横になり、そして右側には浩一が仰向けに寝転んだ。
酒に弱い俊介は3杯のワインで、すでに顔が真っ赤になっている。
比較的強い方の浩一でさえも、今日は飲み過ぎたのか呂律がちょっと回りにくくなっている。
ありさと球は軽くシャワーを浴びたあと、先日買ったばかりの真新しい下着を身につけた。
ありさはガーゼのような肌触りのオンゴサマーの上下を、球はダルメシアン柄のTバック上下を身につけた。
下着を着け終わった2人は顔を見合わせニッコリと微笑んだ。
2人は緊張しているせいか、どことなく落ちつきがない。
球「ありさ、何をそわそわしているのよ。落ちついて」
ありさ「そういう球もまだ背中が濡れているよ。しっかりと拭かなくちゃあ」
ありさはそう言いながらバスタオルで球の背中を拭ってやった。
球「ありがとう、ありさ。ぼちぼち行かないとあの2人少し酔ってたし寝ちゃうかも知れないね」
ありさ「もうグーグーいびきをかいてたりしてえ」
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