聡子のGスポット

(これが潮吹きか……)
店主が心の中でつぶやき見入ってる間にも、溢れ出たそれは床に大層な地図を描いている。 潮吹きといえば、噴水のようなイメージを思い描いていたが、聡子の場合不毛の砂漠に突然泉が湧き出したような感じなのだ。 しかも、その量ときたら半端ない。
店主は思わずヒダの間から指を引き抜いていた。
「あああっ、ああああン……」
まるで獣の遠吠えを連想させるような声が彼女の口から飛び出した。 喘ぎとも、よがりとも違う何とも表現しがたい声だ。 顔つきだって賢婦として佐川家を切り盛りしている、あの顔とまるで違う。 まるで幼い子が何かに向かって甘えるような声……・。
店主はこの時ほど聡子というこの女に魅了されたことはなかった。
「もっとしてほしいんか?」
店主は行為の途中、彼女の愛液で汚してしまったズボンを脱ぎながら、訊き返した。
彼女にとって自分のものでは道足りないであろうが、すでに勃起が始まって久しい。
「お願い……、止めないで……」
ほとんど聞き取れないようなか細い声で彼女は愛撫の継続を懇願してきた。
「さっきのところがいいのか?」
店主が訊き返すと、聡子はまるで幼い子供のような顔つきのまま、コックリと頷いた。
「よし……じゃあ、これで突いてやる」
店主はグショグショになっている聡子のアソコに、反り返った己のモノを宛がった。 そして聡子が抵抗の姿勢を魅せていないことを確認すると、ゆっくりヒダ奥を目掛け亀頭冠を埋めていった。
その店主、正直言って、実際Gスポットなるものに遭遇したのは初めてである。 しかもそのGスポットの持ち主が、あの時カーセックスを覗き見させてもらった女性だとは思いもかけないことだった。
その彼女を、たとえそれが妻が寝取られたことへの仇討のつもりで呼び寄せたとはいえ、男にとってこれほどラッキーなことはない。 Gスポットを指で攻められ、おびただしいほどの愛液を溢れさせた聡子は、完全に無防備状態で店主のペニスを受け入れてくれていた。
ペニスで探るとなると指で触れた時ほど、Gスポットの位置は詳しくはわからない。 ただ、ゆっくりとヒダの間を行きつ戻りつさせていると、先端にザラッと何か得体のしれないものが触れる瞬間がある。 場所をここだと決め、擦りあげるように触れていくと、聡子はガクンガクンと躰を震わせ、例の獣が鳴くような切なげな声を洩らす。 それと同時に、また生暖かいものが溢れ出てきて店主のペニスを包む……まるでぬるま湯に浸かりながらセックスしているような状態となるのだが、それが店主にとってたまらなく気持ちが良いようなのだ。
今更なのだが、佳純のアソコのように、吸い込まれて締め付けられるような感じではなく、ぬるま湯の中やわらかい手で愛撫されてるような……決して締りが悪いわけではないが、ヒダそのものが柔らかいのと愛液が多すぎるのだ。
その聡子は目から涙を流している。
もちろん泣かせた覚えなどこれっぽっちもない。 恐らく聡子自身、どうしようもないほど良くなって、涙が溢れてしまったのだろう。
その表情がまたいい。 確かに聡子に一時欲情したが彼女に対する愛だの恋だのという気持ちはこれっぽっちもなかった店主だったが、知らぬ間にたまらなく聡子が愛おしくなってしまっていた。
もしかするとあの日の深夜、車の中で彼女相手にいかがわしい行為にふけっていた男も、こんな聡子に夢中になってしまったのかもしれない。
そうでなければ危険を承知で、彼女を自宅近くまで送り届け、おろす直前になって逢引のようなことをやらかさないだろう。
「どうだ、これでも〇姦か?」
腰の動きを一旦止め、店主は聡子に向かって訊き返した。
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