長編官能小説『クロス・ラヴ』 第5話 Shyrock作
お目当ての下着
『70C』・・・ちょっとキツイかも知れない。
球はその隣にあった『72.5C』を手にとった。
浩一「球、この数字がアンダーバストを示しているってことはこの前聞いて分かったけど、アルファベットがワンランク変わる毎にサイズってどれだけ変化するの?」
球「にゅ~、なかなかいい質問するね~。え~とね、2.5センチ変わるのよ~」
浩一「ふうむ、そうなんだ」
ありさ「にゃあ~、球?ねえこれ見て見て~、すごく変わった素材だよ~」
ありさは白いパンティを手に翳してはしゃいでいる。
球「ありさ、いいのが見つかったの?」
ありさ「ほら、これ触ってみて?すごくいい感触だよ~。まるでガーゼを触ってるみたい~」
球「あっ、これって『オン・ゴサマー』ってブランドだね。少し前まで『オン・ゴザーメ』って名前だったんだけど1、2年前に変わったらしいの」
ありさ「球、よく知ってるんだねえ」
球「毎月雑誌を送ってくれるので偶然知っていたのよ。ふ~ん、でも触るの初めてだよ、さわり心地いいね」
ありさ「そうなんだぁ。肌に優しそうだし、穿き心地が良さそうだねえ~」
俊介「ふうむ、変わった下着だね」
ありさ「にゃんにゃん、俊介。ちょっと触ってみてえ?」
ありさ「本当はね、男の人が下着屋さんで触るのはNGなんだけど、今日だけいいことにしよう。どう?触り心地は?」
俊介は純白のパンティを手にとり、触り心地を指で確かめた。
それがどういう訳か、わざわざクロッチの表裏を指で擦ったため、ありさと球は爆笑した。
球「にゃっ!俊介、エッチ~。わざわざクロッチを擦らなくても感触が分かるでしょう?」
俊介「あ、そうか。つい癖が出て」
球「きゃははは~!いつもありさにそんなことしてるんだね?」
ありさ「にゃんにゃん~♪球、どうして知ってるの~?」
球「やっぱり・・・」
浩一「ふうむ、俊介にはそんな性癖があったか。いくら友達でも男同士だと分からないもんな」
球「分かったら恐いわ」
俊介が手にした下着はガーゼ状の素材でできておりとても薄く、透け防止のためもあってクロッチ部分は裏側に当て布が施されていた。
俊介も刺繍などないシンプルさがいたく気に入ったようで、ありさにオン・ゴサマーの購入を勧めた。
結局、ありさは白のオン・ゴサマー上下と、水色レースのGストリングス上下の2着を購入した。
球はダルメシアン柄のブラ・Tバック・キャミソールの3点セットとオレンジ色で総レースのタンガ上下を購入した。
4人はランジェリーショップを出てから、駅とは反対方向に歩き始めた。
目指すのは妖しくネオンきらめくホテル街である。
球「ありさ、素敵な下着が見つかって良かったね」
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