あのザラッとした感触
聡子が躰をくねらせながらこう言った途端、彼女のヒダの中に変化が現れた。 クリトリスの裏側が盛り上がってきて、Gスポットらしきものが、指に触れてきたのだ。
店主は待ってましたとばかりに、それを指の腹で撫で上げた。 すると、あのザラッとした感触があり、同時にヒダの奥からあの生温かい愛液が溢れ出してきたのだ。
聡子の躰も小刻みに震えだし、喘ぎ声も洩れてきている。 どうやら聡子もここで店主に抱かれることで、息子への想いを断ち切ろうと本気で思っているらしい。
その佳純と誘いに応じノコノコ出かけてきた隼人だが、学生時代のパンチラを再現すべく、あれをやらかしたその同じ場所で佳純は隼人のためにパンチラをやらかし、隼人は隼人で布切れの隙間からチ〇ポを挿し込み人妻となった佳純の締め込みを味わおうとしていた。
丁度そこを通りかかった聡子の男は、もつれあう男女を最初は覗き見ようと近寄ったが、よくよく見ると隼人は愛人のライバルでもあるし、佳純は一度はお世話になりたいと思っていた一杯飲み屋の店主の若妻。 嫉妬心がムラムラと燃え上がり、一度は告げ口をやらかした。
tag : Gスポット
長編官能小説 『クロス・ラヴ』 第39話 Shyrock作
深い結合
(グニュングニュングニュン・・・)
球「くはぁ~、あぁん、すんごい・・・ああっ・・・こんな気分初めてぇ・・・」
球の場合、松葉が合っていたようだ。
いや、俊介の挿入角度が偶然ヒットしただけかも知れない。
そんな球の言動をもしも浩一が知ったなら、いくらお互い様とはいっても浩一は気分を害していたかも知れない。
想像以上の手応えの良さに気を良くした俊介は、さらに気を入れて球を攻め続けた。
俊介「はぁはぁはぁ・・・どうかな?こうして股間と股間を交差させる気分は?」
反応から推して球からどんな反応が返ってくるか凡そ分かってはいたが、俊介はあえて尋ねてみた。
男は「すごくいい」という答が返ってくることを密かに期待している。
俊介は松葉の形でピストンを繰り返していたが、途中から回転に切替えた。
(グルグルグルグル~)
球「あ・・・何?このかき回される感じ・・・ぃやん~・・・す、すごいわ~・・・」
激しく硬化した肉棒は球の中でわんぱく小僧のように暴れまわる。
これには球も堪らず激しくあえいだ。
球「くわ~あ~、はふ~、はぁ~ん、ああっ・・・あ・・・いけないわ、あっ・・・どうしよう・・・ああ~~~っ・・・」
(グルングルングルン~グルングルングルン~)
それぞれの性癖、それぞれのセックス
聡子は電話も向こうの誰かと懸命にやり取りしてた。 スマホを持つ彼女の顔は引きつり、唇が震えてる。
「そう……わかったわ。 でも今は無理、取り込んでるから。 ここの要件が片付けば、できる限り早く行くけど……ええ、そう……じゃ……」
そこまで言うと、聡子は電話を切った。 その場所にしゃがみ込み、頭を抱え込むようにしながらすすり泣いてる。
「どうしたんだ。 泣きたくなるような事件でも起こったのか? 急いだら間に合うんじゃないのか?」
店主は真面目半分、からかい半分に訊いた。 妄想していたことがもし正しかったとすれば、彼女が泣いた原因こそむしろ歓迎すべきことのように思えたからだ。
「今頃になって駆け付けたって、もう手遅れよ。 どうあがいたって無駄よ」
店主の言い方に腹を立てたのか、聡子は立ち上がると店主を睨みつけながら言った。 その態度とは裏腹に目から涙が流れてる。
「どういうことだ。 この前深夜の路上で拝ませてもらった、あの男がどうかしたのか?」
「そのほうがまだいいわ。 なんてったって相手はたかだか他人だもの……」
吐き捨てるように言い、聡子はまたしゃがみ込み、両手で頭を抱え込み泣き始めた。
(……いったいどうしたというんだ……うん?……待てよ……確か今他人がどうとか……)
そこまで考え、思わず叫びそうになった。
長編官能小説 『クロス・ラヴ』 第38話 Shyrock作
松葉くずし
浩一がフィニッシュに選んだ体位はバックであった。
ありさは浩一が言うとおりソファに両手をついて臀部を高々と突き出した。
ありさの場合モデルとしては適度に肉感的であり、男性からすればいわゆる“美味しい体つき”であった。
暗闇の中ということもあり、浩一としてはありさのあられもない姿を拝めないのはとても残念であった。
また、たとえ一夜だけであっても共に過ごした女に対して男は一種の情が湧くことがある。
それは決して移り気などではない。球が誰よりも好きな女性であることに変わりがない。
ところが恋人以外との情事が、時には恋人との関係を一層緊密にする刺激剤になることもある。
4人それぞれがこっそり浮気をするのではなく、公明正大に恋人以外と性行為を行なう。
そしてそれぞれの心に芽生えた罪悪感も、互いの罪で相殺してしまう。
だが1つ間違えるととんでもない方向に走り出す危険性も孕んでいる。
要はそれを行なう者の心の在り方が重要なのだ。
ありさと浩一組がフィニッシュの態勢へと進んだ頃、球と俊介組も『座位』から『松葉くずし』へと体位を変えていた。
座位でのけぞったり逆にしがみ付いたりと大きなアクションを見せていた球は、秘所はもとより内股までがぐっしょり濡れていた。
強烈なビンタを張られた聡子
店主のこの言葉に聡子は半べそで言い返してきた。
「やめて、それ以上あの子を侮辱すると許さないわ。 何の証拠があるというの? 第一、もしそれが事実だとしてもあなたに何の関係があるというの? つまらない言いがかりでなじみの客を敵に回すなんて……」
聡子が言い終わるか終わらないかのうちに店主は、聡子のほほに平手打ちを食らわせていた。 息子どころか外でも男を作って自宅近くまで送らせておき、その車の中で情事を重ねた女がである。 店主にとってこの上ないほどショックだった。
聡子は聡子で、いきなり平手打ちをくらわされたのは相当ショックだったようだ。 片手で頬を押さえながら涙をいっぱい貯めた目で店主を見ている。
「悪いが俺は自分の思い描いたようにやるだけだ。 確かにあんたが思ってる以上に俺はチンピラさ。 が、あんたほど根性が腐っちゃいない」
長編官能小説 『クロス・ラヴ』 第37話 Shyrock作
三所攻め
ありさ「こう?」
ありさは丸い尻を浩一の方に突き出しゆっくりと腰を沈めた。
浩一はありさの腰の両側に手を副え怒張している物体へと導いた。
背面座位はふたりが慣れていないと意外と手間取ることがあるが、浩一の誘導でふたりは容易に結合することに成功した。
(グジュ・・・)
ありさ「あっ・・・!」
見事に怒張したイチブツが桃のような淫裂にずっぽりと突き刺さっている。
その卑猥な光景はありさには見えないが、暗い中であっても浩一にはほのかにうかがえた。
(ズズズ・・・)
ありさ「はぁ・・・」
浩一「どう?」
ありさ「うん・・・すごくいいよ~・・・」
浩一「今からもっとよくなるよ」
ありさ「もっと?」
浩一「そう、もっと」
浩一はそうつぶやくと上体を少し起こし、ギターを演奏するときのような格好でありさを包み込んだ。
左手でありさの左乳房を揉み始めた。
ありさ「あ・・・ああっ・・・」
続いて右手は下方に伸び薄い茂みに覆われた恥丘に差し掛かった。
浩一は茂みのさらに下方に指を伸ばし、丸い突起物を探り当てた。
丸い突起物を覆う包皮をめくり上げ中指で円を描いた。
ありさ「ひぃ~・・・そ、そこはぁ・・・」
愛おしき息子への想い
「お願い、止めないで……しばらくこのままでいさせて……続けて……」
聡子は如何にももどかしそうに、しかし腰をくねらせながら、かすれた声で言った。
「そうはいかないよ。 俺だって後になって〇姦だなんて言われたんじゃ、これでも一応店を構えてんだ、お客様の手前立つ瀬がないからな。 それに何も、伊達や酔狂でこの部屋にあんたを案内したわけじゃないんだからな。 この際だから言わせてもらうが、あんたにちょいと頼みたいことがあるんだよ」
他人妻をこうまでメロメロにさせ、もうちょっとでイキそうなところまで追い込んでおいて中断し、相手の弱みに付け込んでこんなことを言い出すのは少々酷かもしれない。 しかし、中卒で修業に出され、やっと店が一軒持てた、何の後ろ盾もない料理人が他人様の、それも男なら震い付きたくなるほどの女を自分のものにしようというのだから、これぐらいの手を使わないことには所詮無理だ。
長編官能小説 『クロス・ラヴ』 第36話 Shyrock作
二種類の座位
盛り上がってきたところで声を掛けられた俊介はいささか水を差された面持ちだった。
俊介「はぁはぁはぁ・・・な、なに?今いいところなのに」
球は悪戯っぽく微笑みながら尋ねた。
球「そんなに気持ちいいの?」
俊介「はぁはぁはぁ・・・もちろんいいけど・・・どうして?」
球「じゃあ、ありさと比べてどっちがいいの?」
俊介「そんなこと・・・」
球「ねえ、どっちなの?」
俊介「どうしてそんな意地悪な質問をするの?ふたりともいいよ」
球「うふ、『ありさ』だっていわないのね?」
俊介「もちろんありさはすごくいいよ。でも球だって負けないぐらいいいってこと」
球「にゃっ、そうなの?嬉しいな~」
俊介「おしゃべりしてないで、せっかくの機会なんだからもっと楽しもうよ」
球「あ、そうね。ごめんね」
『座位』は向かい合せで行為に至るため、お互いが真正面で顔を合わせることになる。
そのため会話も容易にできるのだが、行為中のおしゃべりは必要最小限にとどめるのがマナーというものだ。
第一おしゃべりが過ぎると気が削がれてしまうこともある。
甘い言葉を交し合うのは性感アップに繋がるが、相応しくない会話だと男は萎え、女は乾いてしまう場合があるので、余計なおしゃべりは控えるべきであろう。
聡子のGスポット
(これが潮吹きか……)
店主が心の中でつぶやき見入ってる間にも、溢れ出たそれは床に大層な地図を描いている。 潮吹きといえば、噴水のようなイメージを思い描いていたが、聡子の場合不毛の砂漠に突然泉が湧き出したような感じなのだ。 しかも、その量ときたら半端ない。
店主は思わずヒダの間から指を引き抜いていた。
「あああっ、ああああン……」
まるで獣の遠吠えを連想させるような声が彼女の口から飛び出した。 喘ぎとも、よがりとも違う何とも表現しがたい声だ。 顔つきだって賢婦として佐川家を切り盛りしている、あの顔とまるで違う。 まるで幼い子が何かに向かって甘えるような声……・。
店主はこの時ほど聡子というこの女に魅了されたことはなかった。
「もっとしてほしいんか?」
店主は行為の途中、彼女の愛液で汚してしまったズボンを脱ぎながら、訊き返した。
彼女にとって自分のものでは道足りないであろうが、すでに勃起が始まって久しい。
「お願い……、止めないで……」
ほとんど聞き取れないようなか細い声で彼女は愛撫の継続を懇願してきた。
長編官能小説 『クロス・ラヴ』 第35話 Shyrock作
悦楽の奥地
球「おちんちん・・・ぃやん~・・・」
俊介「ふふふ、浩一じゃなく“オレ”のが欲しいんだね?」
球「そんないじわるなことをいわなくても・・・」
現在俊介と行なっている行為はありさとともに予め計画したイベントではあるが、やはり浩一には多少引け目がある。
だから行為中に浩一の名前を出されるのは些か辛いものがあるのだ。
球は何気にありさと浩一の方を見た。
暗闇の中でふたつのシルエットがうごめいている。
はっきりは分からないが気配から察して上にいるのは浩一のようだ。
浩一が動くたびにありさの切ない声が漏れ、球の耳へも届いた。
球(ありさったらあんなによがって・・・やだなぁ~・・・)
俊介「球、どうしたの?もうここまで来てしまったらやつらに負けないぐらいオレ達もがんばろうよ」
最初は戸惑っていた俊介だったが、今はすっかり開き直っている。
ダルメシアン柄はすでに腰から下ろされたが太股で止まっている。
パンティを完全に取り去ってしまう浩一とは違って、俊介の場合は太股に残しておくのが好みなのかも知れない。
俊介「こっちにおいで」
俊介がソファに座った状態で球を呼び寄せた。
膝の上に座れというのだ。
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アップデート 2024/02/21 12:45
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