息子を溺愛してしまった母による間違った子育て
隼人は物心ついた時から現在に至るまで母の聡子は我が子と連れ立って出かけようとした。
「うちの人がやらない分、私が頑張らなくっちゃ」 が口癖で、まるで家庭教師のごとく何から何まで面倒を見るというより口やかましく指示を出す。 四六時中目を光らせ見張ってないといけないと考えていた聡子。 隼人が性に芽生え始めた年齢に達しても平気でお風呂に誘い時に床を供にした。
口やかましい聡子を嫌って亭主が夜のお勤めを拒み始めると、いよいよそのはけ口を身近な息子に求めるようになっていった。 しかし当の隼人が最も興味を抱いたのは同年代の女の子だったのだ。
母が欲情の赴くままに息子と躰を重ねようとする。 隼人はそれにより男女の性を覚えたが、果たして同年代の女の子が同じやり方で母と同じ状態に陥ってくれるだろうか。 奥手で声を掛けられないまでもそれを知りたがった。
そんな思いに駆られるようになったある日、隼人は外回りに出かけるふりをして一杯飲み屋の近くをうろついた。 店は夕方から開くのでこの時間に行っても開いてないことを知った上でである。
長編官能小説 『クロス・ラヴ』 第26話 Shyrock作
森戸神社
ありさたちは長い参道を歩き拝殿へと向かっていった。
拝殿に近づいた時、ふとありさが球に尋ねた。
ありさ「にゃん、球?どうやって拝むのが正しいのお?」
球「にゃ?う~んと、確かお母さんが『二礼三拍一礼』とか言ってたわ。2回お辞儀をして3回手を叩く。で、最後にもう1回礼をして終わり・・・だと思うよ。ねえ、浩一?」
浩一「へ~?球は良く知ってるね。オレそんな詳しく知らなかったよ」
俊介「いや、今は柏手は2回が一般的になっているみたいだよ」
球「あ、そう言えば、出雲大社に行った時、面白い話を聞いたよ。あそこは縁結びの神様なんだけど、独特の拝み方があってね、『しじゅうご縁がありますように・・・』と賽銭(さいせん)は45円なんだって。二礼四拝手一礼の拝み方で、柏手は『しあわせを願って4つ叩く』のが普通だって聞いたよ」
ありさ「へ~♪じゃあ、私、4回叩こう~っと」
俊介「ん?ありさ、お前、縁を願うってまだ他にも縁が欲しいのか?」
ありさ「違うよお。俊介となが~くなが~く縁があるようにお願いをするんだよお~」
浩一「はっはっは~、俊介、心配なのか?」
俊介「いや、そんなことはないんだけどさぁ」
tag : 恋人交換
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アップデート 2024/02/21 12:45
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