四畳半での謝礼 ~痛む膝を宥め賺すべく乳房がもってりと乗って来た~
「いっ 痛ううう」
あまりの痛さに全身が総毛立つ。 飛び退ろうとする哲也を、抱きかかえるよう背に手を回し、痣が出来ていた頬に触れつつ顔を近づけた。
あの、独特の甘ったるい匂いが鼻腔を刺激する。 嗅いでいるうちに躰が宙に浮くような感覚を覚えた。 唇を奪うか、それに近い状態を維持しつつ、女は盛んに吐息を吹きかけてくる。
「何度も痛い思いをさせてごめんね。 でも、こうしておかないと後々大変だから」
何がどう大変なのか、そこいらはうまくはぐらかす。 何度か哲也の口元に息を吹きかけておいて、足元にしゃがんだ。
女も気分が悪くなったんじゃないかと心配になり、供にしゃがもうとした。 だが女の目的は別にあったようで、しゃがんだ格好でトランクスの内股の辺りに手を忍ばせてきた。
「この様子からして、ここいらも相当打ち身が激しかったんじゃないかしら」
「そこは大丈夫です。 何かあったとしても、自分でやりますから」
一度は相手の命を救ったかもしれない、そして今回はそのお返しとばかりに救われたかもしれない。 が、それとこれとは別だった。
哲也にしてみれば、なにがなんでもそこだけはナースに捧げなければいけないと、この期に及んでも勝手に思い込んでいた。
「静 シンデレラキャット」 第3話 Shyrock作
「レオ、ねえ、聞いてよぉ~」
「にゃお~」
「あ、聞いてくれるんだぁ~アハ^^嬉しいぃ~^^」
「にゃ~にゃ~」
「あのね、静さぁ、ある人を好きになったのぉ。でもね、その人、静のこと何とも思っていないみたいなのぉ~」
「にゃ~?(一体誰を好きになったんじゃ~!くそっ!)」
「片想いに終わるのかなぁ・・・」
(何と!静に惚れられて見向きもしないって男ってどこの誰だ!?同じクラスのヤツか?それとも教師か?う~ん、知りたいな~。でも俺は今ネコ語しか喋れないから聞くわけにもいかないし。まあ、そのうちポロッと言うだろう。くそ!それにしても、むかつく~)
静は俺の毛並みのよい背中を何度も何度も撫でてくれた。
気持ちは良いのだが、何か変な気分だ。
俺は何気に静の脚を見た。
ミニスカートから惜しげもなく脚をにょきり露出させている。
それにしてもスリムで形の良い脚をしている。
俺は甘える振りをして、静の素足に身体を摺り寄せてみせた。
ふつうネコがよくやる仕草だからおそらく怪しまれることは無いだろう。
「にゃ~お~」
静は嫌がる様子もなく、慈しむように俺の背中を撫でてくれた。
形の良い脚をずっと見上げると、静はチェックのミニスカートを穿いていた。
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アップデート 2024/02/21 12:45
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