四畳半での謝礼 ~晩秋の色事~
亭主が留守だというのに、明らかにアレ目的と分かる言葉でリビングに通された。 亭主用に誂えたであろう、貧乏長屋に不似合いな豪華なソファ-に腰掛けるよう促された。
おばちゃんは哲也の足元にしゃがむと、ズボンの前の膨らみに手を置いた。 仲間も恐らく手を出すだろうと予測し、釘を刺したのだろうが、そんなことなどお構いなしと言った態度だった。
旦那は女房が薬物に染まってるだの、漢を連れ込み自分の椅子を使い、淫行に及んだなど、知る由もない。
下手すればすべてを失うというのに、思い切ったことをする。 どうにも我慢できないとは、こういうことを言うのだろう。
「見て。 こんな状態になってるんだから、相当溜まってるわよ」
膨らみを触っただけでこんな言葉を発してきた。
そうであろうことは、前々から気付いていた。 食をあてがってもらってる以上溜まったからと言ってのしかかるわけにはいかない。
しかしながら哲也の場合、多少粗食であっても溜まるのだ。
しかもこの日相手をしてくれてる女は、そのおばちゃんが世話にしてくれた客のひとりだ。 膨らんだ所を触ってもらえたからといって、そのお礼に脱ぐことなどできない。 恩を仇で返すことになるからだ。
「静 シンデレラキャット」 第15話 Shyrock作
小さな身体に不釣合いな大きいペニス。
そのアンバランスさに俺はよろけながらも、わずかだが先端を埋没させた。
(ううっ!ついに!ついに、静とぉ~!おおっ、俺は何と言う幸せものだ~!)
静と結合できた喜びに舞い上がりそうになりながらも、俺はさらに腰を突き出した。
ペニスの重さも忘れて抽挿を繰りかえす。
人肌よりも温かいと言われている膣道を分け入りながら俺は幸せを噛みしめた。
その時であった。
突然予期せぬ出来事が俺を襲った。
(ふんぎゃ~~~~~~!!)
静が突然寝返りをうち、俺が突きこんだ瞬間、運悪く静の膝が俺の顔面を捉えてしまったのだ。
顔面を直撃された俺は堪りかねて、もんどりうって倒れてしまった。
少し前にも静の膝で一撃を食らったがその時は大したことはなかった。
ところが今回はあごにまともにカウンターを食らってしまったのだ。
俺は脳しんとうを起こし気絶してしまった。
静は俺の叫び声で目を覚まし急いで布団をめくったのだった。
時間は23時50分・・・約束の刻限まであと10分。
「あらぁ、レオ、だいじょうぶぅ?私の膝が当たったのねぇ?ごめんねぇ、いたいのぉ?」
朦朧とした俺の脳裏に静の優しい声が飛びこんでくる。
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アップデート 2024/02/21 12:45
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