四畳半での謝礼 ~追うものと追われるもの~
哲也は、いよいよ食うに困って相談がてら元の職場を暁闇に訪ねた。
何故暗いうちに出かけたかというと、みすぼらしい格好で店の周囲をうろつかれては、しかもそれが元従業員とあっては店側も困るだろうと思ったからだった。 しかもそこでまさかにナースと鉢合わせにでもなれば、それこそカッコ悪くて逃げ帰らざるをえなくなるからだったが…。
目を皿のようにし、何度店内を盗み見ても、先輩の姿はもうどこにも見当たらなかった。
(…先輩は彼女に俺のことを…まさか…)
悪い予感がし、その足で急いでナースの下宿に痛めた脚を引きずり引きずり駆け付けてみたが…。 着いた頃には夜もうっすら明け、街の中心部から離れてるとはいえ、この時間になると多少なりとも人も車も行き交っていた。
(こここそ周囲にそれと棹られないようにしなきゃ…)
最初は恐る恐る物陰から覗 き見た。
(…やっぱり…いったい彼らに何が…)
型板ガラスが取り付けてあり、中は見えないものの、玄関脇の格子入りの窓のカーテンはすでに外されていた。
建物の表に回り見上げると、やはりベランダ側の窓のカーテンは取り払われていて、雰囲気からして空き家になってからかなり経っている風にも思えた。
「静 シンデレラキャット」 第12話 Shyrock作
静は身体をもぞもぞと動かしている。
完全に目を覚まさなかったのはまだ不幸中の幸いかも知れない。
(ふぅ、やば!起こしてしまったら一巻の終わりだ。「きゃ~!エロネコ~!」とか叫ばれて、もしかしたら蹴り飛ばされるかも知れない)
でも、たとえ静の眠りが浅かろうが、ここまで来たらもう止まらない。
俺の感情と欲望のコントロールがもう効かなくなってしまっている。
俺はなおも静への愛撫を続けた。
静の場合、身体は華奢だが意外にも陰唇はぽってりと左右ともにふくよかな隆起を呈してる。
左右の隆起の中央を流れる川に猫手を挿し込んでごしごしと擦る。
だけど調子に乗って爪を立てないように気をつけなくてはならない。
川の上流から下流までの距離はわずか数センチほどだが、その好感触は例えがたいものがある。
その秘めやかな渓谷の形状を肉球という媒体を通して俺の脳裏に刻み込んでいく。
静はきっと気持ちがよいのだろう、時折切なげな声を漏らす。
大事な箇所をそこそこ擦り終えた俺は休む間もなく上流の方へ猫手を移した。
猫手はすぐに丸い突起状の物体を捉えた。
布を通してではあるが、その突起物は丸くてわずかに硬いので直ぐに分かる。
(おお!見つけたぞ!静のクリだ!)
その他連絡事項
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アップデート 2024/02/21 12:45
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